心臓手術後の自宅療養期間はどのくらい?|私が3か月間にできたこと・できなかったこと

心臓手術を受けたあと、どのくらい自宅で療養すればよいのか。

手術前や退院直後には、とても気になることだと思います。

私の場合、自宅療養期間は3か月でした。

自宅に戻れた安心感はありましたが、退院は回復の終わりではありませんでした。身の回りのことができても、長時間活動したり、仕事をしたりする体力はまだ戻っていませんでした。

この記事では、退院直後から3か月後までに、私ができたこと、まだできなかったこと、身体の変化を時期ごとに振り返ります。

この記事について

この記事は、私自身が心臓手術を受けたあとの体験です。手術方法、年齢、病状、仕事内容などによって回復経過は異なります。療養期間や運動、仕事復帰については、担当の医師へご確認ください。

1.退院できても、すぐ元の生活には戻れなかった

退院できたのだから、家に戻れば少しずつ元の生活ができると思っていました。しかし、実際には家の中で生活することと、以前と同じように行動したり仕事をしたりすることは別でした。

退院後の生活全体については、「心臓手術後に自宅へ戻ってから|退院後の生活と注意したこと」でも紹介しています。

2.私の場合、自宅療養期間は3か月だった

私の場合は、退院時に医師から3か月間の自宅療養を指示されました。

そのための診断書を作成してもらい、勤務先へ提出しました。勤務先の休暇制度を利用し、3か月間は職場へ通わず、自宅で療養することになりました。

自宅療養中には、体調を見ながら短時間のリモート業務を行うこともありました。通勤をせず、パソコンを使うだけなら大丈夫だろうと思っていましたが、実際には短い時間でも疲れました。

3か月後の仕事復帰については、「心臓手術後の仕事復帰はいつ?|3か月の自宅療養から職場に戻るまで」で詳しく紹介しています。

3.退院直後にできたこと・できなかったこと

退院直後は、家の中で普通に生活できているように見えても、少し動くだけで疲れました。

食事やトイレなど、身の回りのことはできましたが、手術前と同じ感覚ではありませんでした。

特につらかったのは入浴でした。湯船には入れずシャワーだけだったため、傷口を気にしながら短時間で済ませる必要があり、身体も冷えました。

何もしていないように見えても、身体の中ではまだ回復が続いていたのだと思います。

シャワーから湯船へ戻るまでの詳しい経過は、「心臓手術後の入浴はいつから?」にまとめています。

4.退院後1週間の状態

退院後すぐは、少し動いただけでも疲れ、日中も3~4時間は横になって休むことがありました。家の中では動けても、外へ出て歩くことにはまだ不安がありました。

食欲は入院前ほどにはありませんでしたが、三食取ることができました。

入院中よりも自由に動ける一方で、病院のように看護師が近くにいないため、自分で体調を判断する不安もありました。

傷口には特に気を使いました。衣服や物が触れるだけでも、痛みを感じることがありました。

退院から2日後には、自宅の周辺を5分程度歩き始めました。その後は1日10分程度を目安にしましたが、5分ほどで苦しくなる日もあったため、その日の体調に合わせて時間を調整しました。

夜は傷口をかばうように横になりましたが、寝返りをした際に傷が刺激され、目が覚めることが多くありました。十分な睡眠を取ることは、まだ難しい状態でした。

5.退院後1か月で変わったこと

退院後1か月を過ぎるころには、退院直後よりも動ける範囲が広がりました。

しかし、日常生活の一部ができるようになったからといって、完全に回復したわけではありませんでした。

毎日、5~10分程度は散歩するようにしました。

退院直後と比べると、外出できる時間は少しずつ長くなりました。しかし、長く歩いた日やパソコン作業をした日は、その後、横になって休みたくなるほど疲れることがありました。

自宅療養中には、体調のよい日に2時間程度、資料の確認やメール対応をしました。しかし、仕事を終えるころには集中力が切れ、思っていた以上に疲れて、その後は横になって休むこともありました。

資料の確認やメール対応は、毎日の生活に影響が出ないよう、無理をしない範囲で行いました。

入浴では浴槽に入れるようになり、身体を温められるようになりました。ただし、傷口の状態に気を配り、十分注意して入りました。

退院後1か月ほどで車を運転できるようになり、家族と一緒に買い物へ出かけることもできました。ただし、外出は週1回程度にとどめ、連日出かけることは避けました。

6.退院後2か月でも、仕事をする体力は別だった

退院後2か月ごろになると、見た目には手術前に近い生活ができるようになりました。

しかし、短時間のリモート業務を行うと、思っていた以上に疲れました。

身体を動かす仕事ではなくても、資料を読み、考え、判断し、文章を書くことには集中力が必要です。

家の中で生活できることと、一日仕事を続けられることは同じではないと感じました。

7.3か月後に仕事復帰を考えられるようになった

3か月が経つころには、散歩できる時間も長くなり、日常生活ではかなり普通に動けるようになりました。ただし、手術前と同じペースで長時間活動することは、まだ難しかったと記憶しています。

3か月後の診察では、医師から仕事へ復帰してよいと言われました。

ただし、医師から許可を得たことと、実際に通勤して一日働ける自信が持てることは別でした。

自宅から勤務先までは、バスと電車を乗り継いで片道約2時間かかります。往復の通勤だけでも大きな負担になるため、本当に職場へ戻れるのか不安でした。

そのため、勤務先とも相談しながら、体調を確認して少しずつ元の勤務へ戻しました。

3か月後の検査や医師から受けた説明は、「心臓手術から3か月|最初の術後検診で言われたこと」に記録しています。

8.3か月間にできたこと・できなかったこと

時期 できるようになったこと まだ難しかったこと
退院直後 食事、トイレ、自宅内の移動 長時間の歩行、外出、仕事
退院後1週間 短時間の散歩、身の回りのこと 長時間の活動、十分な睡眠
退院後1か月 外出時間の増加、軽い日常生活 長時間のパソコン作業、連日の活動
退院後2か月 通常生活に近い行動、短時間の作業 一日仕事を続けること、通勤
退院後3か月 医師と相談して仕事復帰 手術前と同じペースでの長時間勤務

9.自宅療養中に気を付けたこと

私が自宅療養中に意識したのは、少し動けるようになっても無理をしないことでした。

昨日できたことが、今日も同じようにできるとは限りませんでした。

予定どおりに回復しようとするよりも、その日の体調を見ながら過ごしました。

10.自宅療養期間は仕事の内容によっても違う

同じ心臓手術を受けた場合でも、必要な療養期間は同じとは限りません。

自宅で仕事ができる人と、毎日長時間通勤する人では、復帰の条件が異なります。身体を使う仕事や夜勤がある場合には、仕事内容を具体的に医師へ伝え、復帰時期を相談することが大切ではないかと、私は感じました。

私の場合は3か月でしたが、これはすべての人に当てはまる期間ではありません。

11.医師に確認した方がよいと感じたこと

退院時には、何が禁止されているかだけでなく、どの程度なら行ってよいかを確認しておくことが大切だと感じました。

  • どの程度歩いてよいか
  • 車を運転してよい時期
  • 入浴してよい時期
  • 重い物を持ってよいか
  • 仕事復帰の目安
  • 在宅勤務を開始してよい時期
  • 通勤や残業に制限があるか
  • 痛みや息切れがある場合の対応

特に仕事復帰については、職種や通勤方法を医師に具体的に伝えた方が、相談しやすいと思います。

12.まとめ

私の場合、心臓手術後の自宅療養期間は3か月でした。

退院直後は、家の中で生活するだけでも疲れました。その後、少しずつ歩ける距離や行動できる時間が増え、3か月後に医師から仕事復帰を認められました。

しかし、家で生活できることと、通勤して一日仕事をすることは同じではありませんでした。短時間のパソコン作業でも疲れることがあり、身体だけでなく、集中力もまだ回復の途中だったのだと思います。

この記事で紹介したのは、あくまで私の場合です。必要な療養期間や仕事復帰の時期は、手術方法、病状、年齢、仕事内容などによって異なります。

私自身は、焦って元の生活へ戻ろうとせず、担当の医師や勤務先と相談しながら、少しずつ元の生活へ戻すことが大切だと感じました。

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